このブログはケニアの首都
ナイロビでの出来事です。
27、8年前の話です。
俺はナイロビの
ゲストハウスに泊まっていた。
隣の部屋の入口で下を
向いてじっとしている少年がいた。
年は5歳ぐらいの黒人。「俺は何してるの」
と聞いた。「待っている」と言った。
「誰を」と聞くと、「お母さん」と答えた。
少年のお母さんは部屋の
中で何かやっていた。
しばらくすると、
白人の男の人が出て来た。
俺は気づいた、
少年のお母さんは売春婦
客をとっていた。
お母さんは部屋から出て来てひょこりと、
頭を下げた 話を聞いてみたら
隣の国ウガンダから
内乱のため逃げてきたらしい。
まーひどく貧しい国だ。
俺は暇だったので少年に
外で遊ぼうと誘った、
少年は嫌だと、何でか聞いたら
殴られると言う 俺は誰にと
言うと少年のグループと答えた。
外に出るといじめられるみたいだ。
可哀想になって、
俺と一緒だったらだったら
大丈夫と言うと渋々ついて来た。
少し歩くと5人組の少年たちを見つけた
あれかと聞くと うんと頭を下げた。
俺はジーと少年たちを睨んでから
通り過ぎた「ほら大丈夫だろ」
と言うとニコッと
子供らしい笑顔になった。
本当は俺も少しビビった
少年たちなら俺は勝てる
でも彼らの親が襲って来たら、
負けるかも、ここは何せ
貧しい国ケニアだから!!!