３５年前シンガポールに行った。その時は今とは違って
それほど賑やかな街ではなかった。貧乏旅行をしていた俺は
安い宿を探してウロウロやっと見つけたのが800円で
ドミトリー（広い部屋に10個ベットが置いてあり
男も女の人も
共同トイレ いわゆる 共同部屋）そんな部屋にいると簡単に
いろんな情報が簡単に入ってくるし、友達も作りやすい
その時 俺の両隣がイラン人の女の人
俺は何でこんなところにイラン人
と思った。2人は俺のことをジロジロみた後
俺に話しかけてきた。
あんた日本人か？私たち従兄弟で
これから日本に行くんだ。
親戚が日本で働いていて
私たちも日本で働きたいんだと、
ニヤニヤしながら話をしてくる。
年は何歳なのと聞くと2人とも
20だという 本当は18だけど
日本で働きたいから20なの
んーそれ どういうことと聞くと、
内緒だという
日本で何するのと聞くと んーまだわからないけど
多分皿洗い 、、、、よく聞いてみると
日本に入れるかどうかも分からないらしい。
そのうちにあんたあたし達2人のうち1人と
結婚すればいい
と言い出す彼女達と話をすると
訳が分からなくなるので
話の話題を逸らした。
俺が、あんたらイスラム教って聞くと
彼女達は、そうよと答えた。
俺は彼女達に黒いほっかぶりしなくていいのと聞くと
いいんだ。本当はしなくてはいけないけど
イランはそんなに厳しくないからと
俺はなんか不思議に感じた。
俺のイスラム教という宗教のイメージとは
かけ離れているからだ。
俺の宗教のイメージはキリスト教は愛が全て
ユダヤ教は合理的に 仏教は自分を見つめる 。
そしてイスラム教は
暗い牢屋に入り上部だけでなく
本当の人間を見つめる 地獄の底で
人間を見つめるって感じ、
それを彼女達に伝えるとゲラゲラ笑い
違う違うと言われた 多分これは
俺の宗教に対する偏見なのかもしれない。
彼女達をみてから少しイスラム教の
イメージが変わった彼女達にも
生活がある だから宗教宗教とは言ってられないのかな？
彼女達は服を着替える時
1人1人交代でカーテンに巻き付き着替えをしていた。
何となく可愛らしさがあった。
しばらく彼女達をみていたら、
別の部屋からイラン人の男の人たちが入れ替わり
立ち代わり入ってくる親戚なのか
兄弟なのか聞かなかったが彼女達は1人で行動しないらしい
組織 親類で行動してるみたいだ。
家族親戚を大事にする人々
何となく親しみやすい人たちだなーと思った。
そういえば話が変わるがNHKでやっていたおしん
これは日本の外務省よりもアラブの地域の
人に日本人という国の良さを広めてくれたと思う
１０年前旅行中イラン人と出くわし
言われたことは「おしんは元気か」だった。
イランでもテレビで
おしんが放映されたらしい
そのイラン人が言うにはアラブの人は
日本人を信頼している
多分おしんを見たからだろうと言われた。
アメリカと日本がイランを非難しても
日本人は私たちの友達 だって
おしんの故郷だからと言われた。
[http://
]
[http://
ミニマリスト]
[http://
にほんブログ村]
