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3 綺麗な道   

   

 
 
 
                                             自転車の旅 (25)

 

   サンフランシスコからサンディエゴまで

 

   の道のりは綺麗な道のりだった。

 

   道のりと言っても、高速道路 

 

   最初は高速道路だとは知らずに走っていた。

 

   なんて走りやすい道なんだろう

 

   綺麗な道だし車も全然走ってなかったし

 

   フリーウエーなので料金所もない

 

   自転車にとって最高の道だった。

 

   それにそこから見る海岸沿いの景色は

 

   最高だった。アメリカにもこんな

 

   素晴らしい場所があるんだとびっくりした。

 

   とにかく美しかった。

 

   しばらく走るとウーウーと

 

   サイレンを鳴らしパトカーが来た。

 

   黒人と白人の2人の警官だった。

 

   ここはねー高速道路自転車はダメだよ

 

   と言われた。映画に出てくるような

 

   迫力のある警官でではなかった。

 

   映画だったらウーウーとパトカーが

 

   来てホルドアップ そして危ないものを

 

   持ってないか持ち物検査

 

   でも彼らはかなり優しい口調で

 

   この道路は走っちゃダメだ

 

   降りなさいと言ってきた。

 

   なんだアメリカの警察って結構

 

   優しいと思い素直に降りた。

 

   でもがっかり

 

   本当はもうちょっと走っていたかったが

 

   仕方なく降りた。高速を走らなければ

 

   山越えのすごい坂道のある道を

 

   走らなければならなかったらだ。

 

   しばらく走ってからまた高速に乗った。

 

   もう警察はいないだろうと思って走っていたら

 

   また警察ここは高速道路

 

   自転車はだめ 降りなさいと言われた。

 

   今度は少し、しかめ面で言われた。

 

   なんとなくやな雰囲気だったが

 

   それほど怒っていなかった。

 

   仕方なく降りて下道を走った

 

   もう警察は来ないだろうと思い

 

   しばらくして、また高速に乗った。

 

   するとウーウーウーと勢いよく

 

   サイレンを鳴らしてやって来た。

 

   俺らは少しやばいと思った。

 

   パトカーが猛スピード度できて

 

   急ブレーキをかけて止まった。

 

   やはり警察の顔は変わっていた

 

   映画で見たあの迫力のある顔に

 

   変わっていた。俺らはやばいと思い

 

   慌てて両手を合わせ、ごめんなさい

 

   ごめんなさいと頭を下げて謝った。

 

   もう2度としませんからと真剣に

 

   謝ると 今度高速に乗ったら刑務所に

 

   入れるぞと言われた。俺らはあーよかった

 

   助かったと思った。警察がパトカーから

 

   降りて来た時の迫力は相当なもの

 

   だったからだ。

 

   それからもう2度と高速には乗らなかった。

 

    石君は俺に結構スリルがあって

 

   面白かったねといった。

 

   俺は呆気にとらわれた。

 

   俺は命びろいしたとと思い

 

   冷や汗をかいたのに石君は

 

   面白かったと言ったからだ。

 

   その後俺らはサンディエゴにあった

 

   学校の校庭でテントを貼って寝た。

 

   そして3日目はティファナ 

 

   ここはテントなど貼れない、

 

   治安が悪すぎるので

 

   安い宿に泊まった。

 

   ここティファナはアメリカとメキシコの国境

 

   なんせ国境なので治安が悪い。

 

   自転車でウロウロしていたので

 

   目立ってしまって狙われやすかったので

 

   宿に泊まった。

 

   以前アメリカのビザの延長のため

 

   ティファナに来たことがあった。

 

   その時は途中で知り合った年を取った

 

   浮浪者風のアメリカ人 ロイと

 

   一緒に旅をしていた。

 

   彼はなんか風みたいな人 

 

   いつも口笛を吹き 人生どうにかなる

 

   気楽に行こうぜが口癖

 

   俺にはないものを持っていたので

 

   少し興味を惹かれた。

 

   俺らは寂れたカフェーで彼と朝食を

 

   取っていた。その時その老人が

 

   大きな声で怒鳴り出した。

 

   「こんなまずいもん食えるか」と

 

   でも彼はすでに半分食べ終えていた。

 

   その後店主がやってきて

 

   言い争い 店主はそのうちに

 

   食べたくなければ食べなくていい

 

   といい出した。ロイはニヤリと笑い

 

   しめしめという感じでお金を払わず

 

   外に出ようとした、その時店主

 

   は気づいたのだろう

 

   食い逃げだと 

 

   「おっさん 金はらえ」と

 

   店主は怒り出す。ロイは

 

  「こんなまずいものに金払えるか」と

 

   そのうちに警察が来てどうのこうの

 

   口論の末 ロイは警察に

 

   連れて行かれ牢屋にいれられた

 

   俺もそばにいたので、

 

   おまえはあのアメリカ人の

 

   知り合いかと言われ、

 

   まー知り合いと言われれば知り合い

 

   と言うとお前も来いと言われ、

 

   警察まで連れて行かれた。

 

   2時間ほど待合室で待っていると

 

   係の人が来て お前友達だよな

 

   お前がお金が払え なんで俺がというと

 

   友達だろという

 

   警察が言うには20ドル2000円

 

   ぐらいの罰金をお前が払えば

 

   あいつを出してやると言う。

 

   んーなんで俺がと言うと

 

   あのアメリカ人は金を払わないと言う、

 

   警察もこんな厄介なやつと関わりたく

 

   ないのだろう 早く出ていって

 

   欲しいのか俺にお前が払え

 

   お前にも責任があるといい出した。

 

   仕方なく俺が代わりに支払った

 

   少しすると、

 

   口笛を吹きながら老人が出てきた。

 

   俺が20ドル払ったことを言うと 

 

   俺そんな事知らないと

 

   口笛を吹きながら消えて行った。

 

   なんて無責任な男

 

   風ではなかった。

 

   ただの食い逃げ男だった。

 

   そんな事が以前あったので、

 

   こ
の場所はいいイメージがなかった。

 

   あのホームレスみたいなアメリカの

 

   じじい 何考えてんねん

 

   俺はお前の友達ではないぞ!!

 

 

 

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