メキシコにバハカルフォルニアと
いう長い半島がある。
その1番下 1番南の方に
ラパスという街がある
そこまで石君と別行動 で行くことになった。
結局その街まで石君との自転車レースに
なってしまった。
ティファナ (メキシコとアメリカの国境)から
ラパスまで自転車で突っ走った。
その旅はただ走ると言うだけでなく、
色々な人との出会いがあった。
と言うのは僕は毎日毎日人の家の庭で
テントを貼らしてもらった。
なぜかと言うとメキシコの人も
黙って近くでテントを貼ると
あいつ何者だ変なやつ怪しいぞ
と思われる。
だから一様ここでテントを貼るけど
俺は怖い人では無いという事を
知らせることができるし、
俺を家の人が守ってくれるからだ。
その時 大概の人はミルクとかフルーツ、
パン 色んな食べ物を持って来てくれた。
柔かに笑ってこれ食べてよと
テントに持ってきてくれた。
物凄ーく優しい 今でも
その時の優しさを思い出す。
その自転車旅行で色んな人に
出会い色んな人に助けてもらった。
でも一度だけ奇妙なことがあった。
それは走っても走っても家がなく
水をもらうことができなかった。
何時間も走り続け、やっと見つけた。
その家はボロボロ おばあさん1人で
住んでいる家だった。そこで
おばあさんに「すみません 水をください」
とペットボトルを差し出すと
「ない」とあっさり断られた。
俺はなんで 意地悪なおばあさんだな
と思い ムスーという顔になって
しまった。おばあさんは俺の
顔を見て
ちょと来てとお婆さんは
家の裏まで俺の手を引っ張っていった。
なにと聞くとこれを見て
井戸を指さした。俺はなんだと思い井戸の
中を覗くと、底のほうに
少しの水、あーそうか水がないのだ
日本と違い水がなくて困っている
人もいるんだ。俺はなんて顔を
してしまったんだ。
手をかざし分かった分かった
ごめんなさいというと、
いいや分かって欲しいといいたげに
家畜 ヤギ 鶏 犬にも指さしこれらの
家畜にも与えなければいけない、
だから水をあげられない。と言う
俺はえらいこと聞いてもうた
ごめんごめんと
謝って立ち去ろうとしたら
その時おばあさんが
ちょと待てと 俺は何だと思ったら
ペットボトルをくれと言う
俺はペットボトルが欲しいのかと
思いペットボトルを渡すと
ちょっと待っててと裏に行き
ぺとボトルに
5分の1ぐらいの水を持って来て
くれた。
俺は丁重に「いいです」と
断るとお婆さんはヨボヨボな手で
強引に俺の手に水をくれた。
じーと俺の目を見据えて、、
( おばあさんの目は
私は水さえ与えられない
貧乏な婆さんでも人への
優しさは失ってないよ
私もあんたも水を必要とする
人間 貧乏なヨボヨボな婆さん
だからといって人を蔑んでみたらダメだよ
あんたも私も
おんなじ人間なんだよと言ってるのかなー!)
[http://
ウエルテック ジェルコートF 90g / コンクールF 100ml セット 歯科用 医薬部外品]