自転車の旅 (25)ベレンを出てサンパウロへ
向かうこの道は
きれいな道路で
とっても走りやすかった。
海岸の近くなので真っ直ぐな道、
あの中南米の道とは比べ物に
ならないくらい綺麗
でもブラジルは治安が悪いと
聞いていた でも
なにも問題なくサンパウロまで着いた。
前もって調べていた
アラキという宿にたどり着いた。
ここが最終目的地
着いてしまうとあっという間、
この宿はものすごく安かった1っヶ月 3000円
近くに日本語学校があっって
そこで日本食も食べれた。
1食100円ぐらい、とにかく安かった。
あらきは10畳ぐらいの
部屋に二段ベットが4つ
まん中に麻雀台があった
泊まっっているのは日本人ばかり、
昼間から麻雀をして夜になると
サントスという町のディスコにに行き
女の子をひっかける。
それがここでの毎日、
まるで楽園、
そこには近くの飲み屋のおかみさんと
週2回で契約している歳を
取ってるおじいさんもいた。
日本の年金だけで楽に暮らせるから
ここは楽園だと言っていた。
確かに当時のブラジルは安かった。
俺はここブラジルがどんな感じの
国か知りたくて
サンパウロの街をウロウロ
昔日本人がこの地に来て 一生懸命
働いて生活した。その結果日系日本人
が150万人いると聞いてびっくりした。
(日本から見て地球の真裏にある地)
街を歩くと戦後の日本の歌手のポスターや
レコードが売っていて なんか昔の
日本に戻った感覚になってしまった。
俺はとりあえず写真を撮りまくった
その時後ろから誰かが俺を監視
しているのを感じた チラチラ周りを
気にしながら歩いていると
金髪の白人が声をかけてきた
割と小柄で おとなしそうな子だ
「写真撮ってるの 私があなたの写真
とってあげる」と言ってきた。
俺はなんだこいつと思ったが、
その子が可愛くにこって笑って
言っててる来たので俺はカメラを
渡した その時いきなり俺を
後ろから はがいじめにする男
3人俺は何もできなくなり
可愛い女の子は❤️走って消えて
行った。「くそー」俺はこれ以上
何も取られたくないと思い
精一杯の声で「help help」と
叫んだ男たちはすぐには、話さなかった
でも俺があまりにも大きな声で
叫んでいたので人が集まってきた
それを見て男たちはさっと走り去った。
こんな真っ昼間に白昼堂々と盗みを
する本当にブラジルは治安の悪い国
だなーと感じた。その時ラテンの血も
少し感じ取れた。