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totofukuの旅

5 アイルランド人. (サンフランシスコ)

     僕の住んでいたウエスタンホテルに

 

     アイルランド人ケントが

 

     住んでいた 千葉から来ていた

 

     日本人の彼女と暮らしていた

 

     2人ともあまり僕らとはあまり

 

     会話をしなかった。いつも部屋に

 

     閉じこもっていて、たまに会うと

 

     挨拶するぐらいだった。

 

     ある時アイルランド人の彼女陽子が

 

     ロビーでみんなと話す

 

     機会が多くなった。

 

     俺は不思議に思いそれとなく

 

     探りを入れた 「彼氏とうまく行っている」

 

     と聞いた。そしたら

 

     陽子はもじもじして「まあ!!!」

 

     と何か言いかけたので

 

     俺はさらに探りを

 

     入れた「日本にいるお父さん お母さんは

 

     外人と付き合ってることなんて

 

     言っているの」と聞いたら

 

     陽子は吹っ切れたように

 

     ベラベラ喋り出した

 

     「日本にいる両親は外人と

 

     付き合うのに反対してるんだ」

 

     話を聞いていたら陽子の家は結構

 

     お金持ちで彼女は一人っ子

 

     もう彼女はお金も尽きてきたので

 

     日本に帰ろうと思っている

 

     らしい でも彼氏のケントにその話を

 

     すると泣き出すらしい

 

     ケントとは俺も少しだけ話を

 

     したことがあったが

 

     ほんと男前で優しい

 

     静かな男って感じだった

 

     だから泣き出すと言っても 

 

     なるほどなーと思った。

 

     陽子はまた喋り出した

 

     「実は一週間後に日本に帰る飛行機の予約

 

     したんだ。

 

     それで部屋にはいずらくて」と!!!

 

     俺はあまり深入りするんで

 

     無かったと思った

 

     よく日本でも見られる光景で

 

     近所のおばちゃんが

 

     べちゃくちゃ立ち話という

 

     感じに話をしていたら

 

     急にドキュメントドラマ 

 

     俺はこれ以上深入りしたくないと

 

     思いそーとそのばを離れた。

 

     夜 俺は今日は、

 

     面倒な話聞かされたと思い

 

     寛いでいたら「トントン」 

 

    「トントン」とドアーを叩く

 

     音がしたなんやねん

 

     もう12時なのにと思い

 

     ドアーを開けると陽子が

 

     目を真っ赤にして立っていた

 

     いきなり「入っていい」と

 

     言うので「いいけど」と言うと

 

     入ってきた。どうしたのと

 

     聞くとケントがずっと泣いて

 

     私も苦しくて寝れない 

 

     頭がおかしくなると言って

 

     俺のベットでごろりとして寝出した

 

     俺はこんなとこで寝るなよと思ったが 

 

     それは言えなかった

 

     相当苦しんでいるようだったので

 

     俺は狭いベットで寄り添って

 

     寝るしか無かった

 

     それから一週間後陽子が

 

     サンフランシスコを離れる日が

 

     きた朝ロビーで寛いでコーヒーを

 

     飲んでみんなと 

 

     たわいのない話をしていたら

 

     吉本新喜劇のような

 

     ドタバタ劇が始まった

 

     陽子が荷物を持って部屋から出てきた 

 

     その後にケントが「俺を置いていかないで」

 

     と泣き叫ぶ 

 

     まるで新喜劇 陽子はもう終わり 

 

     いい加減にしてと目の周りが真っ黒

 

     一週間あまり寝ていなかったのだろう 

 

     相当苦痛の一週間だったろう

 

     オーナーのリーさんがケントの体を押さえる 

 

     陽子は俺に「ありがとう」と会釈をして

 

     外に待たせたタクシーに乗って出て行った。

 

     ケントはその場にヒザマ付いて

 

     ずーと泣いていた。

 

     そんなことがあって一週間

 

     ケントはと言うと

 

     夜中こそこそ女装して外に出ていく

 

     どこにいくのか分からないが 

 

     あまりのショックに頭がおかしくなったか

 

     女が信用できなくなり

 

     ゲイにはしったか いくらなんでも

 

     お喋りの好きな俺でもケントに

 

     尋ねることはできなかった。

 

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