俺は材木屋で働いていた。
そこにはたくさんの
マオリの人が働いていた
俺がが仕事をしていた材木の
レーンは俺以外に2人のマオリ人
名前はルー50ぐらいの
背の小さいもじゃもじゃ頭のおっさん
もう1人はマー君20ぐらいの青年だ。
3人とも無口で
おとなしい でもなんとなく
分かり合える中って感じだった。
ある時マー君が欠勤した
ルーにマー君どうしたのと 聞いたら
なんでも病気らしいという よし
よかったらお見舞いに行くと聞いて来たので
んー行こうと答えた。
それで俺とルーはお見舞いに行くことになった。
丁度次の日休みだったのでルーと
待ち合わせしてマー君の家に行った。
マー君の家は小さかった。というのも
お父さんはいなくてお母さんとマー君と9人の兄弟
全部で10人2DKの家に住んでいたマー君は
長男 後は弟 妹 まだ1歳ぐらいの赤ん坊もいた
稼ぎどころはマー君 よくこんな沢山の家族
マー君の収入で暮らせるなーと思った
家の中に案内され入っていくと
マー君がベットで寝ていた。
大丈夫と聞くとお腹痛いんだというので病院に
行ったらいいと言うとお金がないから
無理という話を聞いてみたら
以前マー君のお父さんは会社を経営していたが
会社経営に失敗して5ヶ月前
女の人とオーストラリアに逃げたんだと言う
お腹痛い
お腹痛いと涙を流しながらお腹を抑えていた
周りにいた弟 妹たちも心配そうに
見ていた 俺 家に頭のいい大学生がいるから
ニュージーランドの福祉とか生活保護に
ついて聞いてくるからと言うと
ありがとうと言いながらお腹痛いよと言う
家に帰り皆んなにこのことを相談したら
NZは福祉がしっかりしているから
大丈夫と言ってくれた 。
次の日そのことを伝えにマー君の家に行った。
家のドアーをノックしても誰も出てこない
何回もノックしても
誰も出てこないので
俺はドアーを開けた 空いていた
中に入っていくと家族みんな集まっていた。
「あ お母さん もう心配しなくていいよ
生活保護受けられるから」と
告げるとワーワー泣き出した。
なんで泣いてるんだろう
あ そう マー君はと聞くとベッドと言った
ベッドの方にいくとみんな泣いていた
どうしたのと聞くと 死んじゃったとみんな
泣き出した 嘘だろう昨日は生きていた
ただお腹痛いよと涙を浮かべていたが
死ぬなんて マー君は家族思いで優しい
そのマー君が 昨日は相当
お腹痛かったんだろう
俺は呆気に取られた
その時人間の一生のあっけないことに気づいた
そしてその時 俺はオークランドを
離れ南に旅する事を決めた。