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9 お見舞い. (N Z) NO 1が始まり

 

  俺は材木屋で働いていた。

 

  そこにはたくさんの

 

 

  マオリの人が働いていた

 

  俺がが仕事をしていた材木の

 

  レーンは俺以外に2人のマオリ人

 

  名前はルー50ぐらいの

 

  背の小さいもじゃもじゃ頭のおっさん

 

  もう1人はマー君20ぐらいの青年だ。

 

  3人とも無口で

 

  おとなしい でもなんとなく

 

  分かり合える中って感じだった。

 

  ある時マー君が欠勤した 

 

  ルーにマー君どうしたのと 聞いたら

 

  なんでも病気らしいという よし 

 

  よかったらお見舞いに行くと聞いて来たので

 

  んー行こうと答えた。

 

  それで俺とルーはお見舞いに行くことになった。

 

  丁度次の日休みだったのでルーと

 

  待ち合わせしてマー君の家に行った。

 

  マー君の家は小さかった。というのも 

 

  お父さんはいなくてお母さんとマー君と9人の兄弟

 

  全部で10人2DKの家に住んでいたマー君は

 

  長男 後は弟 妹 まだ1歳ぐらいの赤ん坊もいた

 

  稼ぎどころはマー君 よくこんな沢山の家族

 

  マー君の収入で暮らせるなーと思った

 

  家の中に案内され入っていくと

 

  マー君がベットで寝ていた。

 

  大丈夫と聞くとお腹痛いんだというので病院に

 

  行ったらいいと言うとお金がないから

 

  無理という話を聞いてみたら

 

  以前マー君のお父さんは会社を経営していたが 

 

  会社経営に失敗して5ヶ月前

 

  女の人とオーストラリアに逃げたんだと言う

 

  お腹痛い 

 

  お腹痛いと涙を流しながらお腹を抑えていた 

 

  周りにいた弟 妹たちも心配そうに

 

  見ていた 俺 家に頭のいい大学生がいるから

 

  ニュージーランドの福祉とか生活保護に

 

  ついて聞いてくるからと言うと 

 

  ありがとうと言いながらお腹痛いよと言う

 

  家に帰り皆んなにこのことを相談したら 

 

  NZは福祉がしっかりしているから

 

  大丈夫と言ってくれた 。

 

  次の日そのことを伝えにマー君の家に行った。

 

  家のドアーをノックしても誰も出てこない

 

  何回もノックしても

 

  誰も出てこないので 

 

  俺はドアーを開けた 空いていた

 

  中に入っていくと家族みんな集まっていた。

 

 「あ お母さん もう心配しなくていいよ 

 

  生活保護受けられるから」と

 

  告げるとワーワー泣き出した。

 

  なんで泣いてるんだろう   

 

  あ そう マー君はと聞くとベッドと言った

 

  ベッドの方にいくとみんな泣いていた 

 

  どうしたのと聞くと 死んじゃったとみんな

 

  泣き出した 嘘だろう昨日は生きていた 

 

  ただお腹痛いよと涙を浮かべていたが

 

  死ぬなんて マー君は家族思いで優しい 

 

  そのマー君が 昨日は相当

 

  お腹痛かったんだろう

 

  俺は呆気に取られた 

 

  その時人間の一生のあっけないことに気づいた

 

  そしてその時 俺はオークランドを

 

  離れ南に旅する事を決めた。

 

 

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