北島から南島ネルソンまでたどり着いた
ここは何も無い静かな町
本当にのんびり暮らせる町って
感じ何にもやることが
無いので昼間からビールでも飲むかと思い
酒屋さんに向かう
酒屋の前に汚らしいおっさんが酒を飲んで
こちらを睨んでいた。
俺はあまり関わらないよう
そーと酒屋に入ろうとした。
その時 おい と声をかけられた、
お前だ俺は自分を指さし「俺」というと
「そうだ」とドスの聞いた声で答えた。
お前どっから来た 何してるというので
俺は日本から来て旅をしている
あまりこの町でやることがないので
飲もうかとここに来たと言うと
ゲラゲラ笑い出した。オイオイ大丈夫か
このおっさん 頭おかしいんちゃうかと思い
おっさんを見ていたら、まー座れ
俺このおっさんと話しなければいけないの
と思ったが 「まー座れ」と何度も言うので
しょうがなく座った。まず最初の一言が
「俺は暇だ」と
俺は分かる分かるあんたは暇そうだ
お前も暇だなと言うので
俺は「まー!」と言うと
「あ は は 」と
また笑い出した お前ビール飲むか
と言うので「うん」と
言うと「おいビール持ってこい」と
中にいた酒屋のおっさんに叫んだ
おっさんは、のそのそ出て来て
はいどうぞと俺にビールを差し出して来た
俺は一気にビールを飲み干した
そしたら「おーい」もう一本と
ビールを頼んでくれた
汚いおっさんはその後スーと立ち上がり
店の中に入り少しして出て来て
俺にニコって笑い「thank you]
と言って去っていった。
俺はゆっくり立ち上がり、
店の中に入り「how much]と聞くと62ドル
日本円で約4500円
「えー高すぎると」言うと
あんたの友達がたくさん飲んだからねと言う
くそーーあの汚い おっさん店の中で
しばらくいたと思ったら
俺のことを友達と紹介したんだな
俺はしまったと思ったが
遅かったおっさんはすでに
去っていて影も形もない
去り際にthank youと言っていた
くそー こんなのどかな田舎で
こんなことがあるなんて
くそー 汚いおっさん